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ハッカー集団AnonymousがSymantecを脅迫――ソースコード公開めぐり

Symantecによると、流出した同社製品のソースコード公開を見送る条件として、Anonymousから金銭を要求されたという。

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 ハッカー集団Anonymousが米Symantecのセキュリティ製品のソースコードを流出させたとされる問題で、Symantecは2月7日、Anonymousから脅しを受け、金銭を要求されていたことを明らかにした。

 これに先立ちAnonymousは、Symantecのリモートアクセス管理製品「pcAnywhere」のソースコードをBitTorrentサイトのPirate Bayで公開したと公言。さらに、金銭の要求をめぐってSymantecの担当者とみられる人物とやり取りした内容をネットで暴露している。

 Symantecによると、Anonymousのメンバーを名乗る人物から1月に接触があり、流出した同社製品のソースコード公開を見送る条件として、金銭を要求されたという。ネットに掲載されたやり取りでは、Symantec側が5万ドルの支払いを提示したうえで、Anonymousに対して入手したコードを破棄することなどを要求している。

 これについてSymantecは、ハッカー集団の脅しに屈するようなことは一切していないと強調。ゆすりと知的財産窃盗の疑いで捜査当局に通報し、調べを進めているところだと説明している。

 この問題をめぐってSymantecは1月に、2006年に盗まれたとみられる同社製品のソースコードがAnonymousによって公開されたことを確認、pcAnywhereのユーザーに対するリスクが高まったとして注意を呼び掛けた。その後、1月23日から2月1日にかけてpcAnywhereのアップデートを公開し、問題に対処したとしている。

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