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出版社がGumroadで「挑戦」──イースト・プレス、Gumroad創業者の手記をGumroadで配信
GumroadのラビンジアCEOによる手記の翻訳版をイースト・プレスがGumroadを使って販売。「この販売は、ぼくらにとっても挑戦です」
イースト・プレスは、米Gumroadを創業したサヒル・ラビンジアCEOによる手記の翻訳版を、4月16日からGumroadを使って販売する。「同じくコンテンツを扱う出版社は、これからの時代をどうやっていけばいいのか。この販売は、ぼくらにとっても挑戦です」という。
ラビンジアCEOは19歳。Pinterestやturntableのデザイナーを経て今年2月にGumroadを設立。短縮URLをソーシャルメディアでシェアする感覚でコンテンツを販売できる新サービスとして、日本でも大きな反響を呼んだ。
手記は「19さいCEO 10億ドルカンパニーをつくる」(原題:Building a billion dollar company)。ラビンジアCEOがGumroad創業についてたどる内容で、第1章はGumroadを使って150円で販売する。隔週で続きを公開し、第2章は4月30日に販売する予定だ。
無料配布する前文では、ラビンジアCEOがでは「なにかを売るという営みがどれだけややこしいものか明らかにするでしょう」などとつづっている。
「つぶやき進化論 140文字がGoogleを超える」(エリック・クォルマン著)などの翻訳書も出版している同社。Gumroadを活用する手法は「ぼくらにとっても挑戦」だが、「正直儲けはほぼありません。というか赤です」とのこと。同社翻訳課のTwitterアカウント(@EP_Honyaku)が背景や狙いなどをツイートしている。
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