Google、YouTubeやWebサイトで展開できる「動画広告向けAdWords」を開始
AdWords同様にターゲティングでき、ユーザーが再生した場合にのみ課金される動画広告サービスがスタートした。
米Google傘下のYouTubeは4月22日(現地時間)、「Google AdWords for video(日本では「動画広告向けAdWords」)」を一般向けに公開した。
動画広告向けAdWordsは、YouTubeとGoogleディスプレイネットワークに動画広告を掲載・管理できるサービス。AdWordsと同様に掲載先をターゲティングしたり、広告キャンペーンを管理できる。
3月に実施されたプライバシーポリシー更新でユーザーのYouTubeでの履歴が他のGoogleディスプレイネットワークでの履歴と統合されたため、従来より確度の高いターゲティングが可能になった。
広告の設定には「TrueView」という広告フォーマットを使う。料金は、広告が表示されただけでは発生せず、ユーザーが広告を選択した場合にのみ課金される。ユーザーがYouTubeやGoogleディスプレイネットワーク上の動画を視聴したり検索したりすると、関連する動画広告が表示される。
TrueViewには、YouTubeパートナー動画のプレロールなどとして表示される「インストリーム広告」、検索クエリに基づいて動画の検索結果の最上位に表示される「インサーチ広告」、長編動画の前に表示される「インスレート広告」、Googleディスプレイネットワーク上の関連コンテンツに表示される「インディスプレイ広告」の4種類がある。いずれもユーザーが積極的に再生しなければ料金は発生しない。
既に日本語での概要説明ページがあるほか、効果的な動画広告作成のヒントなどのベストプラクティスをまとめた「Advertiser Playbook」をダウンロードできる(ただしこちらは現在英語版のみ)。
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