Mac向けRetinaディスプレイ対応アプリ、WWDC直前に登場
iPhone、iPadに搭載された高精細ディスプレイ「Retina」がMacにも採用されるといううわさを裏付けるかのように、Mac App Storeに「Retina graphics」をうたうアプリが登場した。
米Appleが6月11日(現地時間)からサンフランシスコで開催する年次開発者会議「WWDC 2012」でRetinaディスプレイ対応のMacが発表されるといううわさを裏付けるかのように、Mac App StoreにRetinaディスプレイ対応アプリが登場した。
「FolderWatch」は、Mac内のファイルやフォルダを、外部ドライブやサーバと同期するMac向けの有料アプリ。6月8日にバージョン2.0.4にアップデートされ、その新機能として「Retina graphics」と書かれている。開発者のBrothers Roloffは公式Twitterで「このアプリはRetinaディスプレイに対応します」とツイートした。
ただし、ユーザーからの質問に対しBrothers RoloffはTwitterで「“retina graphics”と書いたのはHiDPIに対応しているという意味で、AppleがWWDCで何を発表するかは知りません」と答えている。Macには以前から高解像度ディスプレイに対応するHiDPIモードが搭載されている(通常はオフになっており、Apple開発者向けツールを使わないと有効にできない)。
WWDCで何が発表されるかは毎年さまざまなうわさが飛び交う。今年は、Retinaディスプレイ対応Macの他、次期モバイルOS「iOS 6」、2月にデベロッパープレビューが公開された「OS X Mountain Lion」の詳細、米Facebookとの提携などの発表が予想されている。
WWDCの基調講演は日本時間の12日午前2時にスタートする。Appleはライブストリーミングを行わないもようだが、米Macworldや米The Vergeなど、各種オンラインメディアがライブブロギングを予定している。
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