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JASRAC菅原理事長、違法ダウンロード刑事罰化に「反対はしない」
違法ダウンロードへの刑事罰導入を盛り込んだ著作権法改正案が衆院を通過し、JASRACの菅原理事長は「反対はしない」とコメント。
違法ダウンロードへの刑事罰導入を盛り込んだ「著作権法改正案」が衆院を通過した6月15日、日本音楽著作権協会(JASRAC)の菅原瑞夫理事長は「権利者の言うことなので反対はしない」とし、「ライセンス許諾できている場所ができれば違法にはならない。そちらをビジネス的に進めるべき」とコメントした。
日本レコード協会は正規に許諾された音楽配信であることを示す「エルマーク」(Lマーク)の導入を進めているほか、またエイベックスなどがCD音源をニコニコ動画で利用できるようにするといった動きもある。
菅原理事長は「ライセンス許諾できている場所ができれば違法にはならない。そちらをビジネス的に進めるべき。そうするとおのずと悪いところが浮かび上がっていく。一般的な人の多くが使っているサイトが適法な状況になるのが一番いいのでは」と話している。
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