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Facebook、iOSアプリのAcrylicを買収 PulpとWalletの提供は当面継続
Facebookがモバイル強化の一環で、iOSアプリメーカーのAcrylic Softwareを買収した。Acrylicのアプリは買収の対象外で、今後アップデートの予定はないとしている。
米Facebookが、iOSおよびMacアプリメーカーのカナダAcrylic Softwareを買収した。Acrylicが7月20日(現地時間)、公式ブログで明らかにした。買収総額などの詳細は公表されていない。
Acrylicは2008年4月創業の、バンクーバーに拠点を置く非公開企業。米AppleのiOSおよびMac向けに、ニュースリーダーアプリ「Pulp」とパスワードなどを安全に管理するためのデータベースアプリ「Wallet」を提供している。Mac版のPulpは850円、Walletは1700円で、iPad版のPulpは450円、iOS版のWalletは850円。
これらの製品とサービスは買収の対象になっておらず、今後開発の予定はないが、当面は販売を継続するという。何か進展があれば公式ブログで発表するとしている。
Acrylicのチームはサンフランシスコに移り、Facebookのデザイン部門に参加する。
Facebookはモバイル強化を最優先課題としており、4月のInstagramをはじめとしてTagtile、Glancee、Lightbox、Karma、Face.comなど多数のモバイル関連企業を買収している。
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