Microsoft、「SkyDrive」で“モダンデザイン”を採用 Androidアプリも間もなく登場
Microsoftがクラウドストレージサービス「SkyDrive」のユーザーインタフェースをWindows 8風に刷新し、検索やソート機能を強化した。また、数週間後にはAndroidアプリをリリースする。
米Microsoftは8月14日(現地時間)、クラウドストレージサービス「SkyDrive」をアップデートしたと発表した。WebブラウザでアクセスするSkyDrive.comのユーザーインタフェース(UI)をWindows 8で採用するタイルベースのデザインに刷新し、WindowsとMacのアプリをアップデートした他、間もなくAndroidアプリをリリースするという。全ユーザーのSkyDrive.comのアップデートには24時間かかる見込みだ。
SkyDriveは、Microsoftアカウント(旧Windows Liveアカウント)ユーザーに無料で提供するクラウドストレージサービス。10月26日にリリース予定の次期OS「Windows 8」では、デスクトップと密接に連係し、「シームレスに利用できるようになるという。「Outlook.com」の添付ファイルを置いたり、「Office 2013」のドキュメントの保存場所として選ぶこともできる。
UIの刷新
今回のアップデートで、これまで「Metroスタイル」と呼ばれてきたタイル状のデザインに変わった。なお、公式ブログではこのデザインを「モダンデザイン」としているが、これがMetroデザインに代わる名称かどうかは不明だ。
デザインだけでなく、検索機能とソート機能の強化、ツールバーの改善、複数ファイルのドラッグ&ドロップでのアップロード機能の追加などが施された。
WindowsおよびOS Xのデスクトップアプリのアップデート
バグ修正やCPU時間短縮で、同期やアップロードのスピードを大幅に改善したという。例えば、388枚の写真をアップロードするテストでは、従来より1.7倍速かったとしている。
Androidアプリ
2011年12月にリリースしたWindows PhoneとiOS向けアプリのユーザー数は、現在400万人に上るという。Androidアプリは数週間後にようやく登場する。他のモバイルアプリと同様に、端末からファイルをアップロードしたり、ファイルを共有したり、(対応するアプリがインストールされていれば)端末上でファイルの編集したりすることが可能だ。
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