国産Twitterクライアント「Janetter」にiPhone版 オープン性維持へ署名呼び掛けも
人気の国産Twitterクライアント「Janetter」にiPhone版。Android版も公開予定だ。開発元は、Twitterのオープン性維持を求める署名への協力を求めている。
2ちゃんねるブラウザ「Jane Style」やTwitterクライアントソフト「Janetter」を手がけるジェーン(大阪市)は9月11日、JanetterのiPhoneアプリを公開した。広告付きの無料版と、広告なしの有料版(600円)を用意。Android版も9月25日に公開予定だ。
Janetterは、Windows/Mac用のTwitterクライアントで、40万人以上が利用している。iPhone版は、マルチアカウントに対応(無料版は3アカウントまで、有料版は7アカウントまで)。ブックマークに登録したタイムラインをスワイプ操作で高速切り替えできる機能や、ツイートの長押しで会話を表示する機能などを備えた。
今後は、翻訳機能やハッシュタグ入力支援機能、PC版との未読同期機能などを実装していく予定だ。
規約変更で「あと数十万ユーザーで上限に」 署名協力求める
同社はブログで、Twitterの規約変更についてコメント。APIのアクセス数制限などには対応できるが、ユーザー数の上限が設定されたため、「あと数十万ユーザーが登録すると、新規でJanetterを利用できなくなる」という。
上限数を超えるまでは引き続き新機能の追加や改善を行いながらTwitterに上限数の撤廃許可を求めていくが、「Twitterから許可が得られず、上限数が突破してしまった場合は残念ながらメンテナンスのみとなってしまうかもしれません」。規約変更に不満のあるユーザーは「是非Twitter社に英語で声を届けてください」と、米国サイトで行なわれている、Twitterのエコシステムをオープンに維持するよう求める嘆願署名を案内している。
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