ニュース
キングソフト、“ステマ”疑惑を釈明 「ありのままの姿を伝えていただく執筆依頼」
キングソフトが自社セキュリティ対策ソフトの“ステマ”を依頼していたと指摘された問題で、同社が釈明。
キングソフトが自社セキュリティ対策ソフトについて、著名な識者に「ステルスマーケティング」を依頼しているとネットで指摘され、同社は9月14日、「依頼したメール文が誤解を招く内容になっておりましたことをお詫び申し上げます」と謝罪し、「『ステマ』という認識ではなかった」と釈明した。
発端はセキュリティ専門家の高木浩光さんのツイート。高木さんは、同社の広報担当者から「影響力のあるブログ、facebook、twitter、もしくは、ヤフー知恵袋などに執筆いただき、弊社製品のポジティブな評判形成にご協力いただけないかというご相談」「『無料セキュリティソフトって良いよね』、『無料の中ではキングソフトよいよね』といった論調にしていきたいと考えております」という依頼が来たことを明らかにした。
同社は「弊社より業界のオピニオンリーダー様や著名なライター様にお送りしたメールについて、弊社の意図とは異なった反響をいただいている」とした上で、今後の新製品について、オピニオンリーダーやライターに良い点や悪い点を含めてありのままの執筆してもらう意図だったと説明。「弊社としてはいわゆる『ステマ』という認識ではなかった」と釈明している。
関連記事
- 消費者庁、“ステマ”も景表法違反の可能性ありと判断
口コミサイトで展開される“ステマ”行為について、消費者庁が景品表示法上の問題になるケースがあると判断し、例示した。 - 「完全無料!」が実は──消費者庁、「無料」サイトや口コミのサクラで問題になる場合を例示
ネット上の「無料」をうたうサイトや口コミサイトのサクラ行為などについて、消費者庁が景品表示法上問題になる例と留意点をまとめ、公表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.