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PC遠隔操作事件、捜査本部がFacebookページ公開 ウイルスのコマンドなど明らかに
PC遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部がFacebookページを開設。また、ウイルスに使われたコマンドなど、さらに詳細な情報を公開した。
PC遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は12月21日、情報を公開するFacebookページをオープンした。警察の捜査本部がFacebookで捜査情報を公開するのは全国初という。
Facebookページは「遠隔操作ウイルス事件合同捜査本部」。「遠隔操作ウイルスによる連続威力業務妨害等事件について、どんな些細なことでも結構ですので、情報をお寄せください」と呼び掛け、詳細情報を公開した警視庁のサイトへのリンクや、最大300万円の捜査特別報奨金の情報などを投稿している。
Facebook上では情報提供・コメントを一切受け付けない。警視庁のサイトでは新たに犯行声明メールの全文を公開し、「同じような表現を用いて文章を書く人を知っている」など「どんな些細なことでも結構ですので」、捜査本部宛てのメールか電話での情報提供を呼び掛けている。
捜査本部が公開した情報によると、ほとんどの犯行が平日、特に月曜日と水曜日の昼間に集中して実行されており、この時間帯に自宅や会社などでコンピュータを使える生活をしていると思われるという。週末は主だった動きが見られないことから、週末(土曜日及び日曜日)にはコンピュータをほとんど使用しない生活環境にあると思われる──という。
また遠隔操作プログラム「iesys.exe」に使用されたコマンドやクラス・関数名などの情報も公開した。
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