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ソフトバンク、イー・アクセス議決権比率を3分の1未満に 「影響はない」
ソフトバンクがイー・アクセスの議決権を3分の1未満に引き下げ。議決権付き株式をEricssonやSamsungなど11社に譲渡した。
ソフトバンクは1月17日、完全子会社化したイー・アクセスの議決権付き株式をスウェーデンEricssonやSamsung Asiaなど11社に譲渡したと発表した。議決権比率は3分の1未満に下がるが、出資比率は99.5%を維持する。ネットワークの相互活用など、買収発表時に公表した協力内容などへの影響は「ないと考えている」としている。
イー・アクセスの完全子会社化に懸念を示した総務省に配慮し、同社は昨年11月、議決権比率を3分の1未満に下げる方針を同省に説明していた。
議決権付き株式の譲渡先は、2社のほかAlcatel-LucentやNokia Siemensなど通信機器メーカーと、オリックス、三菱UFJリースなど国内リース会社。ソフトバンクの議決権比率は33.29%に下がり、持ち分法関連会社となる。出資比率は99.50%を維持する。
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