P2Pファイル共有ソフトの悪用が全国一斉摘発された2月19日、宮城県警が著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで神奈川県在住の漫画家の男(38)を逮捕した。男のアップロードファイルを鑑定したコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)が明らかにした。
ソフ倫によると、男は漫画家の「神保ひとで」。Shareを使ってソフ倫加盟社のゲーム作品やアニメビデオなど多数のファイルをShareで無断アップロードしていた疑いがもたれている。
漫画家は「(ソフトを)もらってばかりでは悪い」とPC3台を使い約1万5000ファイルをアップロードしていたという。漫画家のTwitterは2月18日のツイートが最後になっている。
ソフ倫は「読者であるユーザのみなさまへ、創作した著作物の保護について、自ら訴え、叫ばなければいけない漫画家である方が、アップロードされているファイルが欲しいからといっては、違法なアップロードをするのでは………残念でなりません」としている。
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