Googleの地図・コマース担当上級副社長が退任 Google Xへ
Android責任者のアンディ・ルービン氏に続き、地図およびコマース担当上級副社長のジェフ・フーバー氏も同職を退く。フーバー氏はGoogle Xの新プロジェクトに取り組む。
米Googleのジオ/コマース担当上級副社長、ジェフ・フーバー氏は3月14日(現地時間)、自身のGoogle+で「Googleでの最初の10年を完了し、Google Xで新プロジェクトを始める」と投稿した。
Google Xは、電脳メガネ「Project Glass」や自動運転カーなどに取り組む同社のプロジェクト部門。
米Wall Street Journalは同日、この件に詳しい筋の情報として、フーバー氏が率いる地図とコマース部門は2つに分かれ、地図は検索部門(責任者はアラン・ユースタス氏)に、コマースは広告部門(責任者はスーザン・ウォジスキ氏)に統合されると伝えた。
Googleは前日、Android部門の統括をChrome/Apps担当上級副社長のスンダル・ピチャイ氏が兼任すると発表した。同社のラリー・ペイジCEOは、これまでAndroidを統括してきたアンディ・ルービン上級副社長は“Googleで新たな章を開く”ために退任したと説明している。ルービン氏もGoogle Xに参加するとみられる。
Googleは今月、カナダのニューラルネットワーク関連企業DNNresearchを買収した。同社がどの部門に参加するのかは明らかにされていないが、Google Xでの新プロジェクトに参加する可能性もある。
Wall Street Journalによると、一連の組織再編はペイジCEOの目標である「統合された美しくシンプルなGoogle体験」構築を加速する動きの一環という。
関連記事
- Google、Chrome責任者によるAndroid責任者兼任を発表 アンディ・ルービン氏は新職に
- Googleの電脳メガネ「Glass」は“度付き”もあり
- Google自動運転カー、48万キロを無事故で走破 レクサスのSUVも登場
- Google、謎のプロジェクト「Solve for X」を立ち上げ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.