ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は3月22日、米Unity Technologiesと戦略的提携に合意したと発表した。
提携に基づき、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」を、年末商戦向けに発売する「プレイステーション 4」(PS4)と、PS3、PlayStation Vita、PlayStation Mobile(PSM)向けに最適化し、開発者に今秋以降順次提供を始める予定としている。
開発者はSCEが提供する専用SDKに加え、Unityの簡便な統合開発環境を使うことで複雑なプログラミング作業を軽減しながら幅広いコンテンツ開発が可能になるとしている。Unityで開発したコンテンツはPlayStation Storeで世界に配信可能だ。
プレイステーション向けUnityは、PlayStation Mobile SDKと共通の実行環境である.NET Frameworkを採用しており、UnityのみでPSM向けコンテンツも開発でき、iOS/Android向けに開発したコンテンツをそのままPSM向けにリリースできるとしている。
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