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電子黒板+タブレットで学習効果向上を 小2国語「かさこじぞう」で実証実験
DNPが、電子黒板とタブレットを活用したデジタル教科書・教材システムの実証実験。「かさこじぞう」を題材にした2年生の国語の授業で活用する。
大日本印刷(DNP)は6月19日、電子黒板とタブレットを活用したデジタル教科書・教材システムの実証実験を、北海道の小学校で行うと発表した。「かさこじぞう」を題材にした2年生の国語の授業で、機能の使い勝手や児童の集中度合いなどを検証。新機能の開発などに生かす。
実験に使うデジタル教科書・教材システムは、グループ会社の教育出版が開発。タブレットには、単語に触れるとポップアップで解説文を表示する機能や、画面への書き込み機能、教師が説明している箇所をマーカー表示する機能などを搭載。紙の教科書にはない機能で児童の興味を引き、読解力や音読技能の向上を目指す。
6月21日に北海道教育大学付属旭川小学校(旭川市)で行われる公開授業で実証実験を開始。同小学校で継続的に実験を行い、教師や児童に使い易い機能の早くや、学習進度にあわせたコンテンツの提供など、興味喚起や理解度向上を促す機能を開発していく。
今年9月からは複数の教科書出版社と連携して実証実験を行い、来年4月から教科書出版社向けに、デジタル教科書・教材システムを提供していく計画だ。
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