とりあえずすべてのデータを救出するツール「reader_archive」が登場:Google Reader終了秒読み
Google Reader開発者の1人が、公式エクスポートツールでは救出できないタグやスター付きアイテムも含むすべての膨大なデータをGoogle Readerからダウンロードできるツールを公開した。
米GoogleのRSSリーダー「Google Reader」終了(7月1日)目前の6月28日(現地時間)、Googleが提供する公式のエクスポートツール「Google Takeout」では取り出せないスターやタグも含むすべてのデータをエクスポートできるというツール「reader_archive」がGitHubに登場した。利用するにはPython 2.7が必要。
Googleの従業員でGoogle Readerに携わったミハイ・パルパリタ氏が個人のプロジェクトとして公開した。
このツールは、購読したアイテム、タグ付きアイテム、コメント、お気に入り、バンドルなど、Google ReaderのAPIを経由したすべてをダウンロードする。Google Readerをアクティブに活用してきたパルパリタ氏の場合、すべてのデータは約4Gバイトに上るという。
パルパリタ氏はまた、Google Readerのすべての履歴をダウンロードするための「feed_archive」も提供している。
同氏は現在、ダウンロードしたアーカイブをWebブラウザで閲覧するためのツール「reader_browser」も開発中で、将来的にはタグ付きアイテムをEvernoteに送るようなエクスポートツールも開発したいとしている。
各ツールの使い方は、Reader is Deadサイトにある。
ちなみに、パルパリタ氏が個人的に検討しているGoogle Readerの代替サービスはNewsBlurとDigg Readerとのことだ。
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