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「単なるアプリ版の移植ではない」 3DS「パズドラZ」12月に発売決定
ガンホーは、ニンテンドー3DS向けソフト「パズドラZ」を12月12日に発売すると発表した。子どもを中心に、ユーザー層のさらなる拡大を狙う。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは8月27日、ニンテンドー3DS向けゲームソフト「パズドラZ」を12月12日に発売すると発表した。スマートフォンアプリで累計1800万ダウンロードを突破した「パズル&ドラゴンズ」をベースに、新要素やすれ違い通信、モンスターのトレードなどを盛り込む。価格はパッケージ版が4400円、ダウンロード版が4000円。
ダンジョンのモンスターとパズルで戦って仲間を増やし、ドラゴンマスター(ドラゴン使いの達人)を目指す内容。森下一喜社長は「3DS版の開発に着手したのは昨年の年明け。アプリ版リリース前から進めており、企画当初からやろうと決めていた。アプリ版を追い越す勢いで本気で作り込んでいるのでぜひ期待してほしい」と意気込む。
11月にはメディアミックスとして漫画誌「コロコロコミック」(小学館)でコミカライズ版の連載が始まる。「スマートフォンで親しんでもらっている人にはもちろん、子どもたちを中心により幅広い層に届けたい」と、ユーザー層の拡大に積極的に取り組む。
発表会では、完成したばかりのオープニングムービーも披露した。山本大介プロデューサーは「アプリ版の移植と言われたくないのがまず一番。今までのキャラの絵柄を生かしつつ、映像では3DSだからできる動きのあるかっこよさを全編で追求した」と自信を見せた。
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