Google、Android搭載スマートウォッチのWIMM Labs買収を認める
Googleが、Android搭載スマートウォッチメーカーのWIMM Labsを昨年夏に買収していたとGIGAOMが報道し、Googleがこれを認めた。WIMM LabsのチームはAndroidチームに組み込まれ、腕時計型端末の開発に従事しているようだ。
米Googleが、Android搭載スマートウォッチメーカーのWIMM Labsを買収していたと米GIGAOMが8月30日(現地時間)に伝え、Googleがこれを認めた。
この取引をまとめたとみられる米投資銀行Woodside Capital Partnersのページによると、買収は2012年8月に行われたもようだ。
WIMM Labsは2009年創業の、カリフォルニア州ロスアルトスに拠点を置く非公開企業。2011年に、Android搭載の腕時計型ウェアラブル端末と、サードパーティー向けのSDKを発表したが、昨年8月に突然Webサイト上に「WIMM Labsは技術に関する独占的かつ機密の契約を結び、開発者キットのプレビュー版の提供を終了する」と表示して活動を停止した(現在もページはそのままになっている)。
Googleはウェアラブル端末としてメガネ型の「Google Glass」を開発中だが、米Financial Timesが3月に、腕時計型端末(スマートウォッチ)も開発していると伝えた。WIMM Labsのチームは、スマートウォッチを開発中のAndroidチームに参加しているとみられる。LinkedInをみると、WIMM Labsのソフトウェア担当副社長の肩書が、2012年9月からAndroidエンジニアに書き換えられている。
スマートウォッチは、ソニーモバイルコミュニケーションズや新興企業の米Pebbleが販売している他、米Apple、米Microsoft、韓国Samsung Electronicsも開発中と伝えられている。Samsungは、9月6日から独ベルリンで開催の「IFA 2013」でAndroid搭載のスマートウォッチ「GALAXY Gear」を発表すると、米VentureBeatをはじめとする複数のメディアが伝えている。
Credit Suisseによると、ウェアラブル端末関連の世界市場規模は、今後3〜5年間で最大約500億ドルと、現在の10倍程度に膨らむ見通しという。
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