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TwitterのIPOに関するSEC文書公開 最大10億ドル調達へ
Twitterが米証券取引委員会に提出した新規株式公開(IPO)の申請書類「S-1」が公開された。この文書により、上半期の純損失が6900万ドルであることなど、様々な数字が明らかになった。
米Twitterが米証券取引委員会(SEC)に提出した新規株式公開に関する文書(S-1)が10月3日(現地時間)、公開された。
この文書で、調達目標額が最大10億ドルであることが明らかになった。ティッカーシンボルは「TWTR」。上場先はまだ記されていない。
この文書により、今まで不明だった同社の業績やユーザー数などが明らかになった。
- 2013年上期(1〜6月)の売上高は2億5400万ドルで、純損失は6900万ドル
- 黒字になったことはないが、売上高は2010年の280万ドルから2012年末には3億1700万ドルになった
- 2012年の売上高の85%は広告からで、残りはデータのライセンスによるもの
- 2013年、ユーザーの75%以上がモバイルからアクセスしており、広告収入の65%以上がモバイルによるもの
- 月間アクティブユーザー数(MAU)は2億1830万人で、1日当たりのアクティブユーザー数(DAU)は1億人
- 1日当たりのツイート数は5億件で、2006年からの累計ツイート数は3000億件
- 共同創業者のエバン・ウィリアムズ氏の保有株は12%
- 共同創業者のジャック・ドーシー氏の保有株は4.9%
Twitterは9月12日にSEC文書を提出しているが、米JOBS法により、これまで非公開にしていた。公開になったということは、10月中にロードショー(事業内容説明のための行脚)が開始されることを意味する。
変更履歴:当初「純損失は690万ドル」としていましたが、「純損失は6900万ドル」の誤りです。お詫びして訂正します。[2013/10/4 17:00]
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Twitterが、IPOの準備を進めていることを公式アカウントでツイートした。
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