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理研の世界最先端施設「SACLA」日帰り見学バスツアー なりきれば誰でもOKの「科学者割」も
理化学研究所は、兵庫・播磨科学公園都市のX線自由電子レーザー施設「SACLA」と「SPring-8」を見学する日帰りバスツアーを実施する。
理化学研究所は、播磨研究所・放射光科学総合研究センター(兵庫県佐用町)のX線自由電子レーザー施設「SACLA」(サクラ)と大型放射光施設「SPring-8」を見学する日帰りバスツアーを11〜12月に実施する。科学者になりきれば誰でも適用される「科学者割引」も導入する。
「SACLA」は、X線を使った世界最先端の“巨大顕微鏡”施設で、ミリやマイクロ、ナノよりもさらに小さい単位ピコの世界を見ることができる。国家基幹技術の1つに選定されており、超高速の化学反応の解析や原子や細胞サイズの生体観察が可能だ。
ツアーは三宮(神戸市役所前)出発・JR姫路駅前経由で、SACLAと隣接するSPring-8を見学する。11月、12月に計6回実施予定で、参加代金は4900円。1月以降のスケジュールは順次発表予定という。
実際に科学者かどうかに関わらず、「スタッフが『科学者だ!』と判断」するとツアー代金が500円引きになる「科学者割」も。白衣の着用やフレミングの法則のポーズ、数式の暗唱、お茶の水博士の髪型、「キュウリを持った婦人」などが割引適用例としてあげられている。
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