スクウェア・エニックスは11月5日、4〜9月期の連結利益予想を大幅に上方修正した。損益とんとん〜20億円の赤字としていた営業利益予想は47億円の黒字に、損益とんとん〜13億円の赤字としていた純利益予想は26億円の黒字に修正している。
8月からサービス開始したWindows/プレイステーション 3(PS3)用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」(FF14)のソフト販売、北米での家庭用ゲーム機向けソフト販売、アミューズメント機器の販売などが計画を上回ったほか、経費削減を徹底したことなどが要因としている。
2014年3月期通期の連結業績予想は「不透明要因もあるため」変更しない。
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