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グリー7〜9月、最終利益7割減 特損52億円計上、反転攻勢へタイトル絞り込み
グリーの7〜9月期の最終利益は前年同期比73.5%減の24億円。希望退職関連の引当金などで特別損失を52億円を計上した。
グリーが11月13日に発表した7〜9月期(2014年6月期第1四半期)の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の353億円、営業利益が同37.9%減の98億円にとどまった。フィーチャーフォン向け課金の減少を、スマートフォンで補い切れなかった。
スマートフォンのコイン(仮想通貨)消費は前四半期から約16億コイン増加し、全体に占める割合は約65%に拡大。コストコントロールの徹底で固定を前四半期から19億円(12%)削減し、営業益は前四半期比で20億円増となった。
ただ、特別損失を52億円計上し、最終利益は同73.5%減の24億円にとどまった。希望退職関連の引当金6億円に加え、国内スタジオ開発のネイティブゲーム関連資産の減損処理35億円などが含まれており、選択と集中によるタイトルの絞り込みにめどを付けたとしている。
減損処理の結果、ゲーム関連資産残高34億円のうち、国内開発ネイティブゲーム資産残高は2億円となり、海外開発分は23億円、Webゲーム関連資産は9億円となっている。
売上高・利益の反転攻勢は新規タイトルの売り上げ貢献が始まる第4四半期(14年4〜6月期)を想定。Webゲーム、国内ネイティブゲームとも、下半期に収益性を重視した新規タイトルリリースによる第4四半期以降の再成長を目指すとしている。コストカットは継続し、開発費、広告宣伝費は効率化する上、12月〜6月で約10億円の人件費削減も見込む。
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