Google検索の英語版Androidアプリで“会話”での指示が可能に
Android版Google検索がアップデートされ、英語版では音声の命令で電話をかけたり、メールを作成して送信したりできるようになった。
米Googleは11月14日(現地時間)、Android版Google検索をアップデートした。このアップデートで、Google Nowのカードの種類が増えた他、英語環境では音声での多段階呼び出しが可能になった。
電話、メール、テキストメッセージの送信やGoogleカレンダーの予定の確認を音声で段階的に指示できる。米AppleのiOSの機能「Siri」の同様の機能は日本語に対応しているが、Google検索ではまだ日本語は使えない。
例えばテキストメッセージを誰かに送信したい場合の会話は以下の通り。
ユーザー:Send a message.
Google:Who would you like to text?
ユーザー:(連絡先にある名前を言う)
Google:What's the message?
ユーザー:(メッセージの内容を言う)
Google:Do you want to send it?
ユーザー:Yes.
途中でキャンセルしたい場合は「Cancel」でキャンセルできる。連絡先を聞き取れないと、もう一度発音するか、連絡先から相手をピックアップするようGoogleが申し出る。
デスクトップ版Google検索に5月に追加された会話機能と同様に、「ラリー・ペイジって誰?」「GoogleのCEOです」「彼は何歳?」「40歳です」といった会話も可能だ。
Android 4.4(コードネーム:KitKat)であれば、ホーム画面あるいはGoogle検索画面を表示した状態で「Ok Google」とマイクに向かって言うとGoogle検索の音声入力をスタートできるので、メッセージの送信をハンズフリーで行える。
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英語版Google検索では、例えば「GoogleのCEOは誰?」「ラリー・ペイジです」「彼は何歳?」「40歳です」と音声での会話のような検索ができるようになった。