Amazonのジェフ・ベゾスCEO、ドローン配送や未来を語る
Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOが米人気報道番組「60 MINUTES」に出演し、「Prime Air」のドローンが450グラムまでのパッケージを配送できることなどを語った。
米Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOは12月2日(現地時間)、米CBSの人気報道番組「60 MINUTES」に出演し、同日発表したドローン配送サービス「Prime Air」を含む同社のさまざまな取り組みについて語った。
ベゾス氏は60 MINUTESの司会者、チャーリー・ローズ氏を社内に招き、Prime Airのドローン(小型無人飛行機)を披露し、「このドローンで、5ポンド(約450グラム)までの物体を空輸できる。Amazonが配送する商品の86%が5ポンド以下だ」と語った。
これらのドローンは、物流センターから半径10マイル(約16キロ)以内に配送できる。人がリモコンで操作するのではなく自動で、GPSにもとづいて配送先に飛ぶ。Amazonのページには早ければ2015年に実用化するとあるが、ベゾス氏は「私は楽天家だから早ければ2015年に実現すると思うが、実際のところは4〜5年はかかるだろう」と語った。
また、ローズ氏の「CATVサービスが不要になる動画配信用STB(セットトップボックス)を開発している?」という質問に対して、笑いながら「その質問には答えられない。“乞うご期待”としか言えない」と語り、否定しなかった。
ベゾス氏はまた、「企業の命は短いものだ。Amazonもいつの日か崩壊する」と語り、「あなたの仕事はその日を遅らせることですね?」というローズ氏に対し「(崩壊するのは)私が死んだ後だといいね」と答えた。
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