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「グロースハッカー」とは何か? 注目の新手法を解説する入門書発売

新しいマーケティング手法として注目を集める「グロースハック」についての入門書が発売された。翻訳を担当した佐藤由紀子がアイティメディアの読者の皆さんにお勧めします。

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 グロースハッカー(Growth Hacker)とは、一言で言えば、事業の成長請負人。広告宣伝予算のない新興企業で、なんとか製品やサービスを成長(growth)させようと数々の手法(=グロースハック)を編み出した人々だ(アイティメディアの読者の皆さんであれば、「ハッカー」には元々悪いニュアンスはなく、技術力のあるエンジニアを指す敬称であることはご存じだろう)。

 今となっては大企業のTwitterもDropboxも、グロースハックを駆使して成長してきた。実際のところ、2社とも少なくとも日本ではテレビCMを打ったこともないが、多数のユーザーを獲得している。

 growthhack
日経BP社刊(税込み価格:1260円)

 日経BPが出版した『グロースハッカー』は、Twitter、Dropbox、AirBnBなどの事例を挙げてグロースハックのマインドセット(考え方)を説明する入門書だ。企業のマーケティング担当者の必読書だが、ITmediaの読者であれば、気軽に楽しんでいただけるだろう。

 翻訳を担当した私も、かつて記事にしたDropboxのキャンペーンTwitterで頻繁に変わる機能の舞台裏をのぞくことができ、腑に落ちた。

 Googleが「Google Glass」で実施しているExplorer制度や同社傘下のMotorola Mobilityが最近立ち上げた「Project Ara」など、製品開発段階からユーザーを巻き込んでフィードバックを得るのもグロースハックの一種だ。グロースハックは今や、予算のない新興企業だけのものではないのだ。

 日本語版にはクックパッドのグロースハッカー(と勝手に呼ばせていただく)、加藤恭輔氏による具体的な解説が収録されており、こちらも必読だ。

 本文冒頭の10ページ分と解説冒頭の8ページ分を読めるPDFはこちらからダウンロードできる。

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