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「声で女の子たちを幸せに」――豪華声優陣が集結、サイバーエージェントのスマホゲーム「ボーイフレンド(仮)」(1/2 ページ)

情報解禁時、ビジュアルイメージもないまま出演声優陣の豪華さだけで話題を集めたサイバーエージェントの乙女向けスマホゲーム「ボーイフレンド(仮)」。「声に甘えない」とキャラ作りやシナリオにも徹底的にこだわったという開発の裏側を聞いた。

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 サイバーエージェントは12月13日、乙女向けソーシャルゲーム「ボーイフレンド(仮)」を公開した。有名男性声優を多数起用し、10月の情報解禁時にはビジュアルイメージもないまま、出演声優の豪華さだけで話題になった同ゲーム。満を持してのサービス開始となり、大ヒットしている「ガールフレンド(仮)」に続けと意気込む。「女の子たちに何度でも幸せになってもらいたい」――制作の裏側を聞いた。

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 「ボーイフレンド(仮)」は、「たくさんのボーイフレンド候補から運命の男の子を見つけ出す」をコンセプトとした学園恋愛カードゲーム。スマートフォンのブラウザからログインし、基本プレイは無料。高校で出会う数十人の男性キャラクターの“カード”を集め、「カレ自慢」バトルやコミュニケーションを重ねて親密さを深めていく。

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あらゆる場面に人気声優陣による声が

 最大の特徴は豪華な声優陣。櫻井孝宏さんや谷山紀章さん、諏訪部順一さんなど30人以上が名を連ね、今後もさらに追加予定だ。単なるカードゲームや恋愛シミュレーションゲームにとどまらず、“耳でも楽しんでもらう”ために徹底的にこだわる。

 堀江由衣さんや戸松遥さん、豊崎愛生さん、田村ゆかりさんなど人気の女性声優が多数出演する「ガールフレンド(仮)」はサービス開始から約1年が経ち、ユーザー数は350万人を突破。間もなく400万人を超える勢いで成長を続けている。このゲームが男性をメインターゲットとしながら、ユーザーの4割が女性だったことが開発のきっかけの1つになった。

 四条かえでプロデューサーは「ゲームを進めながらあらゆる場面で声を聴けることで、声優さんのファンに性別関係なく喜んでもらえた。『ボーイフレンド(仮)まだ?』という声も届くようになって本腰を入れました」と振り返る。

 人気タイトルの(仮)シリーズとして、名前を借りることはプレッシャーも大きかったものの「『ガールフレンド(仮)』の成功を踏まえて徹底的にこだわり抜こう、声優さんのファンの期待を上回ろう、幸せになってもらおう」(四条プロデューサー)と士気高く開発は進んだという。

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カードをゲットするとストーリーを楽しめる

 「ガールフレンド(仮)」と同じくカードゲーム形式の育成やバトルをメインとしつつ、最大の違いはすべてのカードにストーリーを入れ込んでいること。カードを使うと関係が進展していき、最大8話のシナリオを少しずつ楽しめる。「デジタルアナログを問わず、女性ユーザーにはカードゲーム自体に馴染みのない人も多い」と、バトル部分の難度は若干抑え、チュートリアルを充実させたわかりやすいインタフェースにしたという。

 集めたカードには各キャラごとのボイスが収録され、イラストを楽しむだけでなく、セリフとボイスを“所有”できるのがポイントだ。「ゲームに使うカード、という以上のプラスアルファがあるので集めるモチベーションが上がると思います。好きなキャラのボイスを何度も再生して幸せになってもらえますよ」(四条プロデューサー)

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