「声で女の子たちを幸せに」――豪華声優陣が集結、サイバーエージェントのスマホゲーム「ボーイフレンド(仮)」(2/2 ページ)
情報解禁時、ビジュアルイメージもないまま出演声優陣の豪華さだけで話題を集めたサイバーエージェントの乙女向けスマホゲーム「ボーイフレンド(仮)」。「声に甘えない」とキャラ作りやシナリオにも徹底的にこだわったという開発の裏側を聞いた。
「声の良さに甘えず、むしろ目いっぱい引き出す」
女性の多い開発チームで“乙女モード全開”の熱い議論を重ねながら、数十人にもなるキャラクターのバリエーションを徹底研究。恋愛シミュレーションゲームの王道のような王子様キャラから、陰気で冷たくビジュアルも独特なキャラ、オタクっぽい趣味で「甘い言葉よりもネタ要素」のキャラ──まで幅広い。キャラクターデザイン原案はイラストレーターの潤宮るかさんが担当し、ビジュアル面でも最近のトレンドを押さえた。
「声の良さに甘えず、むしろ目いっぱい引き出す」とシナリオにもこだわり、季節ごとのイベントなどもキャラごとに特色あるストーリーが待っているという。「愛着を持ってもらうためには物語に登場しない部分も含めて性格や設定も重要。キャラクターごとにセリフやストーリーを練り上げました。そのかいあってスタッフの中でも“イチオシの彼”はかなり割れています」(四条プロデューサー)
リリース前からかなりの反響があり、事前登録は15万人近くにもなった。同ゲームのために「Ameba」に新規会員登録したユーザーも多く、現在3000万人程度の既存ユーザーと異なる層を取り込めているという手応えに、全社的に期待も大きいという。同ゲームを入り口に、同社の提供する他ゲームやコミュニティーサービスを楽しんでもらえるような横展開も狙っていく。
“ボーイフレンド候補”のキャラクターはリリース時には12人、12月中に16人、1月には25人――と月に4、5キャラのペースで増えてく予定。現在発表されている声優陣だけで30人を超えているが「これから、まだまだあの人も……」とニヤリ。「制作側としても『早くこの子出したい!』というキャラが何人も控えてます。シナリオを読んでいるだけでドキドキできるので、声が入るとどうなるか……みなさんにお届けできるのが楽しみです。かなりガッツリ、恋してもらえると思います。期待してください」(四条プロデューサー)
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