フィリピン支援にiPad miniプレゼント「寄付ハック」に171万円集まる 「パフォーマンス4000%」
台風被害のフィリピン救援に募金した人に個人が自腹でiPad miniをプレゼントする「寄付ハック」が締め切られ、427人から約171万円が集まった。
台風30号の直撃を受けたフィリピンの被災者を救援するため、NPOなどに募金した人に個人が自腹でiPad miniをプレゼントするという「寄付ハック」企画への参加申し込みが12月14日に締め切られた。応募者は総勢427人で、募金総額は171万488円だったと、企画者のfladdictさんがブログで報告している。
フィリピン台風被害を支援するNPOなどに寄付し、寄付の証明書をネットに公開するなど所定の手続きを踏んで申し込んだ人から抽選で1人に、fladdictさんが自腹でiPad mini Retinaモデル(16Gバイト、Wi-Fi版)をプレゼントする企画。
427人のうち、金額の確認できない人が54人おり、その人たちが寄付した推定額を加算すると推定の合計額は195万8118円にのぼり、2011年1〜2月に行った前回の2倍の募金額で「本人も驚いている」という。iPad miniはナツメさんに当選した。円だけでなくドル、ビットコイン、フィリピンルピーでの応募もあったという。
企画の発端は「『マザー・テレサはローマ法王にいただいた車を賞品にしてくじをつくり、10万ルピーの車で50万ルピーを集めた』という故事に、ゲーミフィケーションとかソシャゲ的な射幸性や行動経済学なんかを合体させて、今風に改造したライフハック」。
今回は、iPad miniの代金4万1900円が、募金総額171万円に化け、「パフォーマンス的には4000%(しかも原資が自腹)」となった。「自分が単純にiPad 1台分寄付するよも40倍、世の中をよくできてたらいいなぁと思います」
今後は大企業や広告代理店などが参加して大規模に展開できれば「もの凄い面白いし、企業キャンペーンとしても熱いと思うんですが、どっか採用して大きいものにしてくれないかな」と提案している。
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