シャープは、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度を測定できるセンサーモジュール「DN7C3JA001」を開発し、12月25日からサンプル出荷する。業界最小サイズで、測定時間も10秒と業界最短という。
直径2.5μメートル以下のPM2.5とそれより大きい粒子を選別する「分粒器」と、濃度を測る光センサーで構成。分粒器に吸引する空気の量や流れを最適化し、PM2.5を取り出しやすい独自の小型構造を実現したことで、モジュールサイズは53×40×51ミリと、空気清浄機などへの組み込みが容易になっているという。
光センサーの高感度化で検知精度も向上、高速な測定が可能になったとしている。PM2.5より大きなほこりの濃度も測定できる。
来年2月から月産8万個規模で量産を開始する計画。サンプル価格は1万円。
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