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AMD、初のARMベースのサーバ向け64ビットSoC「Opteron A1100」を発表
AMDが、同社初のARMベースのサーバ向けSoCを発表した。また、Facebook主導のOPCが進める新マイクロサーバ設計プロジェクトでこのSoCが採用されることも明らかにした。
米AMDは1月28日(現地時間)、ARMベースのサーバ向け64ビットSoC「Opteron A1100 Series」(コードネーム:Seattle)を発表した。今四半期(1〜3月)中に評価用のサンプルをパートナー企業に提供し、下半期には提供を開始する計画という。
データセンターのニーズは変化しており、汎用的なアプローチでは高額なソリューションの効率と成果を制限するとAMDは説明する。
Opteron A1100 Seriesは、4〜8コアのARM Cortex-A57、4MバイトまでのL2キャッシュと8MバイトまでのL3キャッシュ、メモリ、8つのSATA3ポート、2つの10Gイーサポートなどで構成され、暗号化・データ圧縮機能を備える。転送速度は最大1866MT/秒。
同社はまた、米Facebook主催の「Open Compute Project」(OCP)カンファレンスに登壇し、Opteron A1100 Seriesを搭載する新たなマイクロサーバ設計プロジェクトに貢献すると発表した。
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