パーマリンクに縛られない“ゆるふわポエム”投稿サービス「pplog」公開
他人の目や評価を気にせず自由な「ポエム」をつづれる、“ソーシャルに疲れた私達が今ほしい、パーマリンクのないゆるふわブログサイト”「pplog」が公開された。
最新1件の「ポエム」だけが公開され、人の目や評価を気にすることなく発言できる、“ソーシャルに疲れた私達が今ほしい、パーマリンクのないゆるふわブログサイト”「pplog」をジェニュインブルーが公開した。
Twitter IDを利用してログインすると、マイページからブログのように「ポエム」を投稿できる。ほかのユーザーには最新投稿1件だけが表示され、各投稿へのパーマリンクもなし。お気に入りのユーザー(サービス内では「ポエマー」)をフォローすることはできるが、発言者は誰に読まれているかわからない。コメント欄もなく、「あしあと」のスタンプをつけることで「読んだよ」を示すことだけができる。
「つながれない、のこせない、しゃべれない」――既存のSNSで重視されている機能の多くができないのが特徴だ。Twitterでつながっているユーザーをサジェストしたり、人気のポエムを抽出する機能もなく「あらゆるマーケ要素を排除したい」という設計思想とのこと。現在は全ユーザーのポエムからランダムに表示し、偶然の出会いを楽しむのがメインのアクションになっている。
開発陣の1人@ken_c_loさんは自身のブログで、ブログやSNSでの個別の発言・論考への検証や言及、評価や拡散を可能にするパーマリンクという概念が書き手の自由さを狭めているのではないのかと考えたのが開発のきっかけと説明。
「私達はもっと自由に、もっと思ったことを言っていい。そして、自分の近しい人や共感できる人のそういうものをもっと読みたいのだ。黙って読みたいし、黙って読んで欲しい、誰かと対話することなくただ黙々と語りたい。そういうものがあるんだ。それがゆるふわポエムだ」「もっとゆるいソーシャルを、もっと自由なブログを、再発明する必要がある」と自ら書き上げた“ポエム”の中で高らかに宣言している。
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