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ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」北米から撤退 日本は継続
ソニーが米国・カナダで展開している電子書籍ストア「Reader Store」から撤退。日本版は継続する。
ソニーの米法人は2月6日、米国・カナダで展開している電子書籍ストア「Reader Store」を3月末で閉鎖すると発表した。ユーザーが購入した電子書籍データなどは、楽天子会社のカナダKoboが展開する「Kobo Store」に引き継げる。日本のReader Storeは継続する。
Reader Storeは、ソニー独自の電子書籍端末「Reader」やスマートフォン向けに電子書籍を販売するプラットフォーム。ソニーは同日、テレビ事業の分社化やPC事業の投資ファンドへの売却を含む抜本的な経営改革策を発表しており、北米のReader Storeからの撤退もその一環とみられる。
日本のReader Storeは7日、今後の予定を発表。春ごろには書籍コンテンツをiOSに対応させ、初夏〜夏にかけてはPCで書籍を読めるようにするなど、今後もサービスを充実させるとしている。
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