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Apple、生体センサー付きヘッドフォンの特許を取得
Appleが、イヤパッドなどに組み込んだセンサーでユーザーの体温、発汗、心拍数などの生体情報をモニタリングするヘッドフォン/イヤフォン向けシステムの特許を取得した。
米特許商標局(USPTO)は2月18日(現地時間)、米Appleのヘッドフォン用“スポーツモニタリング”システムに特許を付与した。これは、例えばジョギング中にこのシステムを搭載したヘッドフォンを装着していると、体温や発汗状態、心拍数などの生体情報がセンサーで収集されるというものだ。
ヘッドフォン、イヤフォン、ヘッドセットに組み込んだセンサーはモバイル端末と有線/無線で接続し、データをリアルタイムで確認できる他、頭の特定の動きで接続したメディアプレーヤーの音楽を制御することもできる。
Appleはこの特許を2008年8月に出願している。
Appleはここのところ、複数のバイオセンサーの専門家を採用したり、医療関連製品の認可当局である食品医薬品局(FDA)と打ち合わせを行ったりしており、ヘルスケア関連製品に取り組んでいるとみられている。
同社は「iWatch」と呼ばれる腕時計型端末を年内にも発表するとうわさされている。音楽を聴きながらジョギングやエクササイズをするユーザーにとっては、腕時計型よりヘッドフォン/イヤフォン型の健康端末の方が便利かもしれない。
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