ニュース
J2愛媛が「ストライカーファンド」設立 ファンから選手強化資金募る
J2愛媛FCが得点力アップを目指した「ストライカーファンド」を設立。選手強化費用を県内外から募り、ファン層拡大にもつなげたいという。
「J1昇格へ。課題は得点力」――J2のサッカーチーム愛媛FCが、戦力強化資金の調達を目的とした「愛媛FC ストライカーファンド」を設立した。ミュージックセキュリティーズのWebサイトから申し込みを受け付けている。
2013シーズンでは22チーム中17位となった同チーム。「失点数は上位チームに劣らない水準」であるものの「個の力が大きく影響する得点力が課題」と定め、ファンドで集めた資金はストライカーの獲得などを含めた選手強化費用に使うという。2014シーズンはプレーオフ出場圏内のJ2上位進出を目指す。
愛媛FCのサポーターはもちろん、全国のサッカーファンにも参加してほしいと呼びかける。資金調達とファン層の拡大を目指す日本初の試みだ。「サッカーのみならず、すべてのクラブチームの課題として考えられる、県外に在住の地元出身者や関係者をどう巻き込んでいくか」の1つのケースとなればとしている。
出資は1口2万円からで、ファンド総額は最大2300万円。元本は保証されず、ファンクラブやチケットの収益に応じて分配金が支払われる。出資口数に応じてホームゲームへの招待やスタジアムツアーなどの特典も設ける。
関連記事
- 浦和レッズ試合中の差別的横断幕、ソーシャルメディアで批判広がる
浦和レッズの試合会場に差別目的とみられる横断幕が掲げられた問題はTwitterなどソーシャルメディアを通じて伝わり、クラブ側の対応への批判もソーシャルメディア上で広がっている。 - 「東北ずん子」ボカロ化決定 クラウドファンディングで制作資金500万円調達
東北復興支援キャラクター「東北ずん子」のVOCALOID制作を行うための支援を募るクラウドファンディング成立。ずん子は「しゃべって踊って歌える」キャラになる。 - 過疎化・高齢化にITの力で立ち向かう 徳島発・地域活性化ベンチャー「あわえ」
徳島県美波町を拠点に、ITを使った地域活性に取り組むベンチャー「あわえ」が、地域の文化や資料のデジタル化、企業誘致の促進などの事業構想を発表。先駆者として「地方で起業すると採用面でもメリット」といったリアルな声を語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.