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ツイキャス、ユーザー数545万人で「フィンランド超え」 ユーザーの半数が「モイ!」理解
ライブ配信サービス「ツイキャス」のユーザー数が545万人となり、フィンランドの人口を超えた。約半数のユーザーが、ツイキャス開始時のお決まりのかけ声「モイ!」がフィンランド語であることを認識しているという。
モイは3月12日、ライブ配信サービス「ツイキャス」の登録ユーザー数が545万人を超え、フィンランドの人口(1月末時点)を上回ったと発表した。ツイキャスで配信を始める際の「モイ!」という言葉はフィンランド語で「こんにちは」の意味だ。
2010年のサービス開始当時、当時先行していたライブ配信サービス「Ustream」が配信をTwitterに投稿する際に「Hey!」というかけ声が入っており、ツイキャスではより柔らかい言葉を使いたいと「モイ」を採用した。2007年に赤松洋介社長が同国に滞在し、響きが気に入ったのがきっかけだという。
サービス開始当初は「モイ」の意味を知りたいという問い合わせも多く、特に女性ユーザーには「かわいい」と好評だったという。徐々にユーザー間に浸透し、現在は1日14万回以上の「モイ!」がTwitter上に投稿されている。10日に実施したアンケートでは、ユーザーの約48%が「モイがフィンランド語であることを知っている」と答えている。
同社は「『モイ!』以外にもフィンランドの魅力を伝えつつ、海外への展開を見据えた活動を積極的に実施していく」としている。
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