クラウド会計ソフト「freee」がリクルート「Airレジ」と連携 売り上げデータを自動で帳簿に
クラウド会計ソフト「freee」とリクルートライフスタイルの無料POSレジアプリ「Airレジ」の連携がスタートした。日々の売り上げデータを自動で帳簿に記録できる。
リクルートライフスタイルとfreeeは、iOS/Androidタブレット向け無料POSレジアプリ「Airレジ」とクラウド会計ソフト「freee」の連携を始めると発表した。Airレジに入力した日々の売り上げ実績が、freeeに自動的に会計データとして取り込まれる。
freeeは、クレジットカードや銀行口座を設定すると入出金明細を自動で記録し、用途や取引相手によって勘定科目を自動でサジェストするのが特徴。両サービスの連携で、レジ締め後の売り上げデータが自動的にfreeeのクラウドサーバに送信され、複式簿記の仕訳として反映される。現金だけでなく、クレジットカードやポイント決済も区別して記録可能。お釣りの渡し間違いなどによる少額の誤差も「雑費」として処理できる。
従来、レジの売り上げデータの管理には、閉店後にレシートで出力した数値を再度手で入力するなどの手間が発生していたが、両サービスを利用することで効率化できるという。
それぞれでアカウントを開設し、Airレジアプリ内で設定すれば連携は完了。Airレジは初期費用・月額利用料ともに無料、freeeは個人事業主向けが月額980円(税込)、法人向けが月額1980円(税込)。
レジ、会計ソフトの両方をクラウドにすることで、消費税率の変更時やPCの買い替えなどにも対応しやすいとメリットを挙げる。Airレジは今月末からモバイル決済サービス「Square」との連携も予定。リクルートライフスタイルの北村吉弘社長は「積極的にさまざまなサービスのハブとなり、経営者と来店者両方の利便性を追求したい」と話す。
freeeは3月でリリースからちょうど1周年が経ち、月末にはユーザー数が7万事業所を超える見込みだ。佐々木大輔社長は「煩雑な作業をなるべく省き、経営者のみなさんに事業に集中してもらうことがAirレジとfreeeの共通ミッション。連携により便利に使ってもらえるはず」と自信を見せた。
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