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早大、小保方氏の博士論文問題で調査委設置 外部交え本格調査へ
理研の小保方氏の博士論文にほかの資料からのコピーなどが指摘されている問題で、早大は調査委を設置して本格的な調査に乗り出す。
STAP細胞問題にからみ、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの博士論文にほかの資料からのコピーなどが指摘されている問題で、早稲田大学は3月28日、調査委を31日付けで設置すると発表した。「問題点の解明に全力を尽くす」としている。
小保方氏が学位を取得した同大大学院先進理工学研究科が2月中旬から内部調査を進めており、その調査結果を受け、調査委で論文や指導・審査体制の問題点を本格的に検証する。委員長は学外から就任するなど、外部を交えて解明を進める。
「調査途中の段階での不確定情報を広く周知することは、事実と異なる形で流布する恐れがあり、これからの調査に影響を及ぼしかねない」として、調査委の最終報告を受けた上で結果を公表し、大学の見解を明らかにするとしている。
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