Facebook、ニュースフィード表示変更で“釣り”やスパム、反復投稿の表示減少
Facebookがニュースフィードによりユーザーにとって関連性の高い投稿を表示させるためのアルゴリズム変更を発表した。“まっとうな”Facebookページは影響を受けないとしている。
米Facebookは4月10日(現地時間)、ユーザーからのフィードバックに基いてニュースフィードのアルゴリズムを変更すると発表した。
今回の変更は、ユーザーによる「非表示にする」や「スパムです」の設定を含むフィードバックに基いて行うものという。
今回の変更の対象になるのは以下の3種類の投稿だ。これらの投稿のニュースフィードでの表示優先度が低くなる。
まず、あからさまに「いいね!」やコメント、シェアを求める投稿。中には本来のページの内容に関係のないかわいい動物の写真などを添えることでいいね!を獲得しようとする投稿もある。こうした行為でいいね!などを獲得した投稿はニュースフィード上で上位に表示されるようになるが、これによりユーザーのニュースフィード体験を損ねていることが調査で分かったという。
次に、何度もシェアされる投稿。古い投稿でもユーザーやページがシェアし直すたびにニュースフィードに表示される。こうした投稿に対する苦情が多かったため、何度も同じ投稿をシェアするページからの投稿の優先度を下げる。
3つ目は、ユーザーをだまして広告リンクをクリックさせようとするようなスパム投稿。例えば写真アルバムへのリンクだと偽って広告ページを開かせようとするものなどだ。Facebookは、ユーザーがリンク先訪問後に投稿にいいね!したりシェアしたりしたかどうかを投稿がスパムかどうかの判断材料にしているという。
Facebookは、ほとんどのFacebookオーナーはスパムを投稿したりしていないので、この変更の影響は受けないとしている。
とはいえ、例えばITmedia 海外速報部のページの投稿から記事リンクをクリックして記事を読んでくださった読者が、わざわざ投稿に戻って「いいね!」してくださるかどうかは疑問だ。投稿の広告を出していないFacebookページの投稿がニュースフィード上に表示される機会はますます減りそうだ。
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