CCCグループ、ヘルスケア事業に参入 ネットで健康チェック、最適なサプリを提案「Pitali」
CCCグループのTヘルスケアは、ネットで健康状態を診断し、体の悩みにあったサプリメントをオーダーできるサービス「Pitali」を始めた。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループTヘルスケアは4月16日、ネットで健康状態を診断し、個人にあったサプリメントをオーダーできるサービス「Pitali」をオープンした。医師・薬剤師の監修で開発したシステムにより、ユーザーの体質をチェックして最適なサプリメントを提案するという。
専用サイトにアクセスし、性別や年齢を入力後、「お酒を飲む回数が多い」「対人関係がうまくいかず、つらいと感じる」など約70問の設問で健康状態をチェック。医師・薬剤師の監修のもと、体のバランスを整えることで健康維持や予防につなげる東洋医学の観点も踏まえ、多面的に判断するという。
日常生活のアドバイスを含む診断結果をもとに、「必須アミノ酸」「食物繊維」「鉄」など17種類のサプリメントからおすすめの3タイプを提案。専門家の観点から最適なサプリメントを選んでほしいというニーズに応える。
価格は1箱(1カ月分)2500〜4800円(税別)で、一度注文すると毎月届く定期購入が基本。大塚健史社長は「サプリは継続してとることで効果が出てくるもの。できれば3カ月――だが、まずは1カ月で品質を確かめてほしい」という。サプリは持ち歩きやすく劣化しにくい個包装とし、薬剤師の監修のもと、新陳代謝を促進するローヤルゼリーや栄養の吸収をよくする黒胡椒なども配合し、医療機関で使われるドクターズサプリと同等の品質を目指したという。
同社はCCCグループでネット関連事業を行ってきたT-MEDIAホールディングスが設立した。現在のサプリメント市場は50代以上の女性の購買が目立つが、健康志向の高まりのなか「ネットとの親和性も高い、働き盛りの30〜40代男女のニーズを掘り起こしたい」(大塚社長)として今後5年間で利用者50万人、年商50億を目指す。
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