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Motorola、129ドルのAndroidスマートフォン「Moto E」を発売へ
近く中国Lenovo傘下になるMotorola Mobilityが、新興国市場向けのAndroidスマートフォンを129ドルで発売する。
米Google傘下のMotorola Mobilityは5月13日(現地時間)、廉価なAndroidスマートフォン「Moto E」を発表した。近日中に世界40カ国以上で発売する。価格は129ドルから(デュアルSIMオプションあり)。
Googleは1月にMotorolaを中国Lenovoに売却することを発表しており、現在手続き中だ。Lenovoは新興国市場向けの廉価なスマートフォンに注力している。調査会社IDCによると、2014年第1四半期に1290万台のスマートフォンを出荷しており、世界での出荷台数ランキングは4位だった。
MotorolaはGoogleによる買収後、「Moto X」と「Moto G」という安価ながら高性能なAndroidスマートフォンを発売した。Moto Eはさらに安価で、「まだフィーチャーフォンを使っている人々」を対象としている。
Moto EはAndroid 4.4(コードネーム:KitKat)を搭載し、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 200(1.2GHzデュアルコア)、ディスプレイは4.3インチ(549×960、256ppi)、LTE非対応でフロントカメラがないなどスペックは低いが、ディスプレイはCorningのGorilla Glass 3で防水加工されている。Moto XやMoto Gで好評の背面カバー「「Motorola Shell」(別売)で着せ替えが楽しめるのも特徴だ。
機種名 | Moto E |
---|---|
OS | Android 4.4(コードネーム:KitKat) |
ディスプレイ | 4.3インチ(540×960、256ppi) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 200(1.2GHzデュアルコア) |
RAM | 1Gバイト |
ストレージ | 4Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) |
メインカメラ | 500万画素 |
インカメラ | なし |
サイズ | 124.8×64.8×12.3ミリ |
重さ | 142グラム |
バッテリー容量 | 1980mAh |
ネットワーク | UMTS/QWS/GSM/CDMA |
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