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美少女ゲームのキャライラストを加工し無断でポスター販売 男に罰金刑
PCゲームの女性キャラクターの下半身部分をPCで加工した上で無断販売していた男が摘発され、罰金刑を受けた。
コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)によると、PCゲームのキャラクターイラストを著作権者の許諾を得ずに販売目的で所持していたとして、著作権法違反(販売目的所持)容疑で自営業の男(40)が逮捕され、罰金刑を受けた。男はイラストを海賊版ポスターとして販売していたという。ソフ倫は「海賊版グッズを発見しても決して購入をしないで」と呼び掛けている。
発表によると、男は著作権者の許諾を得ずに、PCゲーム内の女性キャラクターの画像データを販売目的でPCに保存していたとして愛知県警が5月に逮捕し、名古屋地検が今月、略式起訴していた。男は女性キャラクターの下半身部分をPCで加工した上で販売していたという。告訴企業はフロントウイング。
ソフ倫によると、昨年11月に同社から海賊版ポスターについて相談があり、ソフ倫が調査。海賊版ポスターはネットオークションに多数出品されており、ソフトから抽出した画像が加工されていた。男は警察の調べに対し「約2年前からやっていた。生活のため」と生活苦を理由に挙げていたという。
ソフ倫は「どのような理由や動機があったとしても著作権者に無断でゲーム画像を加工したうえで販売し、収入を得ていたことには間違いなく、決して許されるものではない」として、「違法な売買が次のゲーム製作や開発の機会が奪われてしまうことにもなると同時に、違法者たちに個人情報を伝えてしまうことにもなる」として海賊版グッズを買わないよう呼び掛けている。
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