Google日本法人は7月14日、Chromebookを国内で企業・教育機関向けに発売すると発表した。Acer、ASUS、デル、Hewlett-Packard、東芝などのChromebookが順次提供される。
Linuxベースの独自OS「Chrome OS」を採用し、高速な起動や安価な点などが特徴のノートPC。2011年から米国などで販売されているが、日本では未発売だった。
各種アプリケーションはGoogleによるWebベースのサービスを利用するのが基本で、導入や維持管理、ソフトウェアのインストールやアップデートといった作業が不要のため、従来のPCと比べ3年間で約50万円の管理費を削減できるという。仮想化技術などを活用すれば、既存システムで使用しているアプリケーションの継続使用も可能としている。
国内では、法人向けにはソフトバンクテレコム、教育機関向けにはソフトバンクテレコムとミカサ商事を通じて提供される。管理コンソールも販売し、複数のChromebookを管理者が容易に設定・管理できるとしている。
関連記事
- Google I/O 2014で発表されたこと、されなかったこと
KitKatの次のAndroid「L release」(スイーツの名前にはならない)、CarPlay対抗の「Android Auto」、「Google TV」の後継(?)「Android TV」などが発表された。また、Chromebookが今度こそ日本に来ることが明らかになった。 - DellもChromebookに参入 まずは教育市場から
Dellが来年1月に米国と英国の教育機関向けに発売する「Chromebook 11」には、Googleの無料プロダクティビティスイート「Google Apps for Education」がプリインストールされている。 - GoogleのChromebook、米国で発売――Acer製はまだ
Samsung製のChromebook「Series 5」がAmazon.comとBest Buyで発売されたが、Acerの製品は遅れているようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.