ニュース
日本通信、半年で株価十数倍に 格安スマホ人気・SIMロック解除義務化で注目集める:IT株式ウォッチ
日本通信(JASDAQスタンダード)の株価が半年で十数倍に高騰。格安スマホ人気やSIMロック解除義務化などから収益拡大が期待されているようだ。
日本通信(JASDAQスタンダード)の株価が今年に入り高騰している。7月7日には1268円の年初来高値を付け、1月の安値から約14倍になった計算だ。格安なSIM・スマホの人気や、総務省によるSIMロック解除義務化で収益拡大が期待されているようだ。
日本通信は「b-mobile」ブランドでNTTドコモ回線を使ったMVNO(仮想移動体通信事業者)を展開。イオンが4月に発売した格安スマホに採用されたことから一般にも注目され、7月にはヨドバシカメラの格安スマホとのセット販売もスタートした。
同社株価は1月14日に年初来安値の89円(調整後。3月27日に1株を100株に分割している)を付けたが、イオンの格安スマホ販売をきっかけに上昇気流に乗った。7月は1200〜1000円台で推移しており、半年で年初来安値から14〜11倍程度に高騰したことになる。総務省が携帯電話事業者に対しSIMロック解除を義務付ける方針を決めたことも人気化の背景にあるようだ。
24日の同社株価は前日比24円高(+2.16%)の1135円。終値ベースの時価総額は1588億円。
関連記事
- Amazon日本法人、月2980円の格安スマホ参入 「LG G2 mini」端末代込み
Amazon日本法人が格安スマホを8月に発売へ。端末代金を含めて月額2980円で利用できるスマホを8月1日に発売する。 - 「SIMロック」解除義務化を決定 寡占状態、解消狙う 料金引き下げに期待
スマートフォンを他の通信会社で使えないように端末に制限をかける「SIMロック」の解除を、2015年度にも携帯電話各社に義務付ける方針を総務省が正式決定した。大手による寡占を解消するのが狙いだ。 - ヨドバシが格安スマホ 日本通信SIMとセットで
ヨドバシカメラが格安スマホを発売。3機種から選ぶことができ、料金が月額2051円からの日本通信SIMとのセットで販売する。 - 端末+通信料で月額2980円「イオンのスマホ」 Nexus 4+b-mobile、最大200Kbps
端末と通信料金を合わせて月額2980円(税別)で利用できる「イオンのスマートフォン」が発売。Nexus 4とb-mobileを組み合わせた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.