「ハイスコアガール」スク・エニ告訴でSNKプレイモアが説明 「なんら誠意ある対応なかった」
人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとしてスク・エニを告訴したSNKプレイモアが「なんら誠意ある対応がなかった」など説明。
人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、出版元のスクウェア・エニックスが著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた問題で、告訴したSNKプレイモアは8月6日、「販売の即時停止を求めたが、なんら誠意ある対応がなかった」などとするコメントを発表した。
同作品は「月刊ビッグガンガン」誌上で押切蓮介さんが連載中。作品中、SNKプレイモアが著作権を持つ「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(KOF)や「サムライスピリッツ」などのキャラクターを許諾なしに使用したとして、大阪府警が5日、東京・新宿のスクウェア・エニックス本社などを家宅捜索した。
報道によると、同作品のアニメ化にあたり、映像製作会社が昨年夏ごろにSNKプレイモアにキャラクターなどの使用許諾について問い合わせたことがきっかけで無断使用が発覚したという。告訴は今年5月だったという。
SNKプレイモアによると、「重大な違法行為」として同作品の電子書籍、単行本、月刊誌その他の販売の即時停止を再三申し入れたが、「なんら誠意ある対応がなされなかった」という。「本来、著作権などの権利を守り、その侵害に厳格に対処すべき大手上場企業のグループ会社による極めて悪質な行為を看過するわけにはいかない」として、著作権法に基づき「やむを得ず」、スク・エニと出版部門の同社関係者を刑事告訴した、と説明している。
SNKプレイモアは「当社のゲームやキャラクターを守るため、今後も著作権などの侵害行為に対して、断固たる措置を講じて参る所存」としている。
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