音楽共有サービスのSoundCloud、広告掲載へ 「クリエイターに収益機会を」
オーディオ版YouTubeと呼ばれるSoundCloudに、まず米国で広告が掲載されるようになる。売り上げの一部はクリエイターに還元される。
音楽共有サービスのSoundCloudは8月21日(現地時間)、クリエイターのための新プログラム「On SoundCloud」を発表した。クリエイターのアカウントを「Free」「Pro」「Premier」の3種類に増やし、最高レベルのアカウント「Premier」のクリエイターは広告収入を得ることができる。
SoundCloudは“オーディオ版YouTube”とも呼ばれる無料の音楽SNS。ユーザーは自作の楽曲や音を投稿してコメントをもらったり、他のユーザーの楽曲をダウンロードしたり、ユーザー同士で交流したりできる。アマチュアだけでなく、プロのアーティストもプロモーションのために新曲をアップロードすることもある。
これまでは広告が表示されることもなく、無制限にコンテンツを聴くことができたが、まず米国でPremier会員のコンテンツを聴く際、音声あるいは画像、動画の広告が表示されるようになる。ユーザーが広告を聴いたり見たりするごとにクリエイターにその売り上げが還元されるとしている(SoundCloudとの配分は不明)。
Premier会員はスタート段階では招待制になっている。Freeは従来通り無料で3時間までのコンテンツをアップロードできる。Proは有料のサブスクリプション制のアカウントで、6時間までアップロードできる月額6ドルあるいはアップロード時間が無制限の月額15ドルの2種類ある。
なお、広告は今のところオプトアウトできないが、将来的には有料アカウントでは非表示にできるようにする計画という。
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