ニュース
火星基地建築デザインコンテスト最優秀賞は“蜂の巣”
3Dデータ共有サイト「Thingiverse」で行われた火星の有人基地建築デザインコンテストの受賞作品が発表された。NASAスタッフが実現可能性を検証して選考したという。
NASAジェット推進研究所と米国の3DプリンタメーカーのMakerBotは、6月まで募集していた火星の有人基地建築デザインコンテスト「MakerBot Mars Base Challenge」の受賞作品を発表した。220を超える応募作品の中から最優秀作に選ばれたのは、蜂の巣にヒントを得た6角形の部屋モジュールを組み合わせる「Queen B」だった。
このコンテストがユニークなのは、作品は3Dモデルのデータとして3Dデータ共有サイト「Thingiverse」に投稿することで募集されており、選考に当たって3Dプリントしたモデルを使ってNASAスタッフがその実現可能性を検証したというところ。
1〜3位までの受賞作はもちろんのこと、ほかの応募作品もThingiverse上に公開されており、誰でもダウンロードして手を加えたり、3Dプリンタで出力することができる。
関連記事
- NASAの最新宇宙服「Z-2」のデザインが一般投票で決定
NASAの次世代宇宙服「Z-2」のデザインが決定した。青白く発光するラインやパッドの意匠が特徴の未来的なデザインだ。 - 消火器、下着──映画「ゼロ・グラビティ」のあのシーンはアリ? 宇宙開発のプロが解説
アカデミー賞7部門を受賞した映画「ゼロ・グラビティ」。そのツッコミどころと評価すべきところを宇宙開発のプロの視点から解説するページが公開されている。 - 東京の真ん中で“宇宙の穴”から地球を見る 宇宙ミュージアム「TenQ」に行ってきました
宇宙ミュージアム「TenQ」が東京ドームシティにオープン。直径11メートルの“宇宙の穴”から見る地球、圧巻です。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.