MicrosoftのOneDriveアプリ、個人/仕事用アカウントの併用が可能に(まずはAndroidで)
Android版OneDriveアプリで、個人用と仕事用のアカウントを切り替えて使えるようになった。iOS版とWindows Phone版でも向こう数カ月中に可能になる。
米Microsoftは8月28日(現地時間)、モバイル版OneDriveアプリ(Android、iOS、Windows Phone)をアップデートした。Android版では、仕事と個人の2つのアカウントを併用できるようになった。この機能は他のプラットフォームでも向こう数カ月中に利用できるようになる見込み。
Microsoftによると、仕事/個人ファイルの併用は最も要望の多い機能の1つという。職場でOffice 365やSharePoint Server 2013を使っている場合、OneDriveで文書の共同編集や共有が可能だ。
ファイルを開くときに個人用と仕事用のいずれのアカウントから開くかを選択する。保存する際も選択するメニューが表示されるので、誤ってプライベートな写真を職場で公開してしまうといったことはないという。
また、PINの設定が可能になった。アプリと個別のファイルに4桁のコードを設定できる。さらに、カメラバックアップの速度が改善され、他のアプリでのファイル保存先としてOneDriveを選択できるようになった。
iPhone版のアップデートでは、ドライブ内の検索機能が追加された。画面を上から下にスワイプすると検索枠が表示される。また、カメラバックアップの「すべての写真」を表示できるようになった。
MicrosoftはAndroidおよびiOS向けにモバイルオフィススイート「Office Mobile」と「Office for iPad」を公開しており、OneDrive上のファイルをこれらのアプリで編集・保存・共有できる。
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