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スマホゲームのロゴに「GRADIUS」 コナミ商標の無断使用を謝罪 「R」を「L」に変更
スマホ向けゲームがタイトルロゴの一部に「GRADIUS」表記を使ったことがコナミ名作シューティングの商標無断使用に当たるとして、開発元が謝罪。
最近公開されたスマートフォン向けゲーム「グラディウスグレイヴ」が、タイトルロゴで「GRADIUS」と表記したことがコナミデジタルエンタテインメントの商標の無断使用に当たるとして、開発元の「SC3」が謝罪する騒動があった。
同ゲームはGREE向けバトルゲームとして8月25日に公開。ロゴ画像ではタイトルを「GRADIUS GRAVE」と表記していた。
だが、「GRADIUS」は名作シューティングゲームのタイトルとしてコナミデジタルエンタテインメントが商標権を保有。ローマ時代の剣闘士が使っていたことで知られる剣の「グラディウス」はスペルが「GLADIUS」であり、「GRADIUS」はコナミ独自のものだ。
同社は商標の無断使用についてWebサイトで謝罪。「取り急ぎの対応として」、タイトルロゴの「R」を「L」に変更した。
コナミデジタルエンタテインメントの商標は現在、「グラディウス」と「GRADIUS」でゲームなど幅広い範囲をカバーして登録されている(ちなみに商標情報によると、1984年9月の出願時、「GRADIUS」は「グラデュース、グラジウス」という呼び方だった)。
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