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Googleのビジネス部門が「Google for Work」に改称
「Google Apps for Business」は「Google Apps for Works」にと、サービス名も変更された。大企業から小規模企業までの幅広い顧客層向けサービスという実態に名称を合わせた形だ。
米Googleは9月2日(現地時間)、企業向け製品部門「Google Enterprise」の名称を「Google for Work」に改称したと発表した。
エリック・シュミット会長の公式ブログでの説明によると、同社の仕事用サービスおよび製品は、エンタープライズサービスというよりも、人々が自分の目標を達成することを技術で支援し、新しい働き方を提案する目的で提供しているという。その考えを体現するために部門名を変えたとしている。
「エンタープライズ」というと大企業が対象になるが、Googleのクラウドサービスなどの顧客の多くが中小企業であることも、この名称変更の理由の1つかもしれない。
Google Enterpriseのページは既にGoogle for Workになっている。
「Google Apps for Business」も「Google Apps for Work」に改称されている。Googleマップ、Google検索などの企業向けバージョンも、例えば「Google Maps for Work」などとなるようだ。
Google for Workのサービス利用企業は現在500社以上。ANA(全日本空輸)や米FedExなどの大企業から米Snapchatや米Uberなどの新興企業まで、その顧客層は幅広い。
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