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早大、小保方氏の博士論文取り消しも 1年程度の猶予期間、再提出求める
早大は、小保方晴子氏の博士論文について、1年程度の猶予期間後に修正・再提出がなければ、同氏の学位を取り消すと発表した。
早稲田大学は10月7日、小保方晴子氏が大学院時代に同大に提出した博士論文について、1年程度の猶予期間後に修正・再提出がなければ、同氏の学位を取り消すと発表した。
同大の鎌田薫総長は7日の記者会見で、同論文について、「審査過程に重大な不備・欠陥があったと認められるため、一定の猶予期間を設けて再度の論文指導・研究倫理の再教育を行い、これらが適切に履行された場合は学位を維持できることとする」と話した。
報道によると、小保方氏は弁護士を通じ、「この度の総長のご判断に従わせていただきます」などとコメントしたという。
同大の調査委員会は、小保方氏の博士論文に11カ所の不正を認定しながらも、「学位取り消しには当たらない」と報告していた。一方で、同氏が修了した同大先進理工学研究科有志の教授が「学位授与はあり得ない」とする所見を公表するなど、物議をかもしていた。
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